Dearダニー君へのうた【Danny Collins】[2015年/米]
久々に映画のブログを書きます。
今まで比較的古い作品を取り上げるのが多いのですがもちろん新しい作品も観てますよ(笑)
今回の作品は劇場で観たかったけど行けず仕舞いでDVD化後に早速鑑賞。
スクリーンで観なかったことをあらためて後悔した作品です。
最近はCGをふんだんに使ったアメリカ映画ばかりで、演技やドラマをちゃんと見せるこの手の作品は最高!とにかく最初からの最後まで両手放しに面白かった。個人的にもロバート・デ・ニーロ、ジャック・ニコルソン、アル・パチーノは3大好きな役者なんですが、今回やっぱアル・パチーノが最も好きなんだなぁとあらためて実感!
もちろんこの作品はゴッドファーザーやスカーフェイスと比べちゃうと予算も次元もスケールもまったく違うけどとにかくとにかくいいんです。
途中まではさすがのパチーノ主演の安心クオリティという感じですが、後半に向かってどんどん良くなってラストシーンが素晴らしい(「再開の街で」もラストが大好きでこの類もエンディングは私のツボかも…笑)
ネタバレなしの簡単な内容はジョン・レノンが新人アーティストに宛てた励ましの手紙が、数十年を経て本人に届くという実話から着想を得たという物語。
劇中にジョンレノンの曲、それもイメージ通りの曲が絶妙なタイミングで流れるし、なんといってもアル・パチーノとアネット・ベニングの大人のやりとりが抜群にいい。
「自分の出た映画を観て初めて泣いた」とアルパチーノが打ち明けたほどで、ハードボイルドのイメージが強い彼が演せる、優しく、そして温かい演技は最高。
ここ数年で観た映画では個人的ランキングダントツ一番にランクインしました。
- 2016.04.10
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